質問リストー婚活のそなえ。
婚活というのは極めて特殊な場で、タイムリミットが存在する。
「タイムリミットのある人間関係」。
そんな関係性は、自然的には存在しない。縁が切れるのが前提で縁をつくるというのは、無意味だからだ。
私は心のどこかで、たとえ結婚相手にはならなくても、知人関係が続けばいいなと思っている。
でも、現実には感情があるので難しい。片方だけが相手を好きな場合は特に。
それで、タイムリミットがあるので、相手と過ごす時間を凝縮しないといけない。
なので私は、相手に会う前に大体、質問リストをつくってから行くようにしている。
質問リストをつくる
まず会うまでに相手に何を聴きたいか、メモ帳に思いつくままばーっと書き出す。
そこから、特に聴かなきゃいけないものを1~2点に絞る。
あとは、会話の流れにまかせて聴いていく。
他、リストには、自分が何を話すかも若干、書きだしておく。
聴いてばっかりでも悪いと思うから、話題の中で「何を伝えたいか」をぼんやりとでも考えておく。
例えば、3月の私のメモ
「聴きたいこと」
最近やりたいことは?
仕事で楽しいことは?
婚活大変?
私のどのあたりが好きなのか?
最初に声をかけたのは何が気になって?
どんなことを求めているか? 志向性は?
嫌いなことはどんなことか?
自分のことをどういうタイプだと思うか?
友人は自分のことをどういうタイプだと思っているか?
どんな友人がいるか?
「話すこと」
最近興味あるニュース
最近整体いってる時の整体師との会話
友人とボドゲ会やった
メモ帳上では、こうなっていた。
実際どうだったか。
「聴いたこと」→仕事で楽しいことは?+自分のことをどういうタイプだと思うか?+どんな友人がいるか?
「話したこと」→友人とボドゲ会やった時、結構がんばれてたこと
「特に聴きたかったこと」のひとつに「私の何がいいのか?」があったのだけど、実は聴けなかった。聴きづらかったんだ。
関係性が深くなってこないと聴けない質問というのがやはりある。
それでもタイムリミットのことを考えると、やはりはやめに聞いておかないと、という質問もある。
前置きって重要
どんな場面でも、どんな人に対しても通用する会話術なんて存在しないけど、それでも必要だと思うのが気遣い。
そういう意味での、前置き。
「こんなこと聴いていいのかわからないんだけど」
「単刀直入に聴いてしまいますが」
「気を悪くしたら申し訳ないんだけど、ちょっとお聴きしたいことがあって」
こんな感じの。
これがあるかないかで印象がまるっと変わってしまうのが、なんとも言えない。
相手が自分のタイプかどうか知るための質問をする、が
前日記で書いたけれど、
私の好きなタイプというのは、ふつうの1対1の会話内ではたぶんわからない。
(「私を含む周囲にとって必要と思われている人」)
グループ内にいて、じっくり話を聴いて、ふとした瞬間にわかる、っていうくらいのささいなこと。
もしチームスポーツや、趣味の何かで団体に所属していると、ある程度聴きやすい。
例えば、
「どんな同僚/友人たちがいるか?」
「その同僚/友人グループ内で、どんな役割になることが多いか?」
「ふだん、チームのことどう思ってる?」
これを、例えば私だったらどう答えるかというと、
「対戦ゲームでチーム組んでるけど、結構とんでもない戦闘集団にいる」
「最近は、その時々の面子によって、フォローとアタッカー切り替えてやってる」
「チームのみんな大好き、このチームでできるチームプレイの幅を広げたい」
こんな感じか……特に魅力は感じないな。自分で書いていて。
とんでもない戦闘集団は、まんまその感じだからしかたないとして。
「対戦ゲームでチーム組んでるけど、戦術とか戦略とか重視する戦闘集団にいる」
「メンバー全員、結構腕がよくて、華麗な個人プレイできる人もいるんだけど、自分はそういうのできないから、チームとして必要な役割でその時々のメンバーに足りない役割をやろうって決めてる」
「自分がアタッカーでも指揮でも何でもできる人間になって、チームの足りない面を補ったら、このチームでできることの幅が広がるから、そういう風に何でもできる人間になりたいと思ってる」
これって結構、端的に自分のことを表せている気がする。
で、自己分析はおいといて、そういう感じで質問して、うまくいけば聴きだせる程度のことかなぁと思う。>「私を含む周囲にとって必要と思われている人」
なんだか、就活と変わらないね。